むずむず脚症候群
むずむず脚症候群
むずむず脚症候群は、レストレスレッグス症候群(RLS:Restless legs Syndrome)と呼ばれることもあります。「不快な下肢の異常感覚があり下肢を動かしたいという強い欲求」、「横になる・座るなど安静にしているときに症状が出現または増悪する」、「症状が運動によって改善する」、「夕方から夜間に増悪する」という4つの特徴によって診断します。下肢の不快感については、「むずむず感」という感じ方だけでなく、「虫が這うような感じ」「ひりひりする」「熱いような感じ」「重怠い」「何ともいえない嫌な感じ」など様々な感じ方があります。
鉄欠乏性貧血・腎不全・妊娠などに伴って、むずむず脚症候群の症状を呈する場合もあり、貧血などが背景にないか注意が必要です。
薬物療法が中心となりますが、内服薬だけでなく貼り薬もあります。またカフェイン・飲酒・喫煙などの生活習慣によってもむずむず脚症候群が悪化することが知られており、これらの生活習慣の見直しが効果的な場合もあります。